Web広告

10.リターゲティング広告の活用

リターゲティング広告とは、以前に自社のウェブサイトを訪れたことがある人に対して、再度広告を表示する手法です。

サイトを訪れたものの、商品を購入しなかったり、問い合わせをしなかったりした人にもう一度アプローチすることで、コンバージョン(成約)を促すのが目的です。

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隈本稔

ここでは、リターゲティング広告の概要など、基礎的な部分を解説します。

リターゲティング広告の仕組み

リターゲティング広告は、訪問者が自社サイトを訪れた際に、ブラウザに「クッキー」という小さなファイルを保存し、それを基に広告を表示する仕組みです。

クッキーを使うことで、他のウェブサイトやSNS上で再び広告が表示されます。

たとえば、ウェブサイトで商品を見たけれど購入しなかった人が、後日別のサイトで表示される同じ広告を見て、再度関心を引くことができます。

リターゲティング広告のメリット

リターゲティング広告は、以下のようなメリットがあります。

  1. 関心を持ったユーザーへの再アプローチ
  2. ブランドの認知度向上
  3. 効率的な広告費の活用

1.関心を持ったユーザーへの再アプローチ

既に興味を持ったことがあるユーザーに対して広告を配信するため、購入や問い合わせに至る可能性が高まります。

とくに商品を比較検討している段階のユーザーに対して、リマインダーのように広告を表示することが効果的です。

2.ブランドの認知度向上

広告を繰り返し見てもらうことで、ブランド名や商品が印象に残りやすくなります。購買のタイミングを逃したユーザーでも、後日思い出して再訪問してくれる可能性があります。

3.効率的な広告費の活用

リターゲティングは特定の人々に絞って広告を表示するため、広告費が無駄になりにくいです。新規の見込み客にアプローチするよりも、コストを抑えつつ効果を出しやすいといえます。

リターゲティング広告の設定方法

リターゲティング広告の設定には、いくつかのステップがあります。一般的には、Google広告やFacebook広告で簡単にリターゲティング設定ができます。

  1. リターゲティングの目標を決める
  2. ターゲットを定義する
  3. 広告を作成する

1.リターゲティングの目標を決める

まず、リターゲティングの目的を決めましょう。たとえば、以下のように自社のビジネス目標に合わせた目的を設定します。

  • 商品の購入
  • 資料のダウンロード
  • 問い合わせの増加
  • メルマガ登録の促進

2.ターゲットを定義する

どのページを訪れた人にリターゲティングを行うかを決めます。たとえば、特定の商品ページを見た人、カートに商品を入れたけど購入しなかった人など、ターゲット層を絞り込むことで、より効果的な広告が可能になります。

3.広告を作成する

リターゲティング広告の内容は、興味を持ったユーザーに再度関心を引くようなものにしましょう。たとえば、「あの商品、まだお悩みですか?」や「今なら10%割引」といった特典を加えると、再訪問を促しやすくなります。

リターゲティング広告の活用方法

リターゲティング広告を効果的に活用するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

時間の設定

広告を表示する期間を決めることも大切です。たとえば、訪問後1週間以内に広告を見せることで、興味が冷めないうちに再アプローチできます。

反対に、長期間広告を見せ続けると、ユーザーに不快感を与える場合もあるので注意が必要です。

コンバージョンの追跡

リターゲティング広告の成果を確認するために、どれだけの人が広告をクリックして購入や問い合わせに至ったかを追跡することが重要です。これにより、広告の効果を分析し、必要に応じて内容を調整できます。

まとめ

リターゲティング広告は、関心を持ってくれた人々に再度アプローチできる強力な手法です。適切に設定し、効果を追跡しながら活用することで、無駄のない広告運用が可能になります。ぜひ、集客の改善に役立ててください。

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