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【共通コンテンツ】GA4で使われる言葉の意味を解説

GA4などのアクセス解析ソフトでは、わかりにくくイメージしにくい言葉が少なくありません。本記事では、GA4の分析結果で使用されているキーワード30個を、少しでもわかるように説明します。

番号キーワード説明
1イベントユーザーの行動(例:ページを開く、ボタンをクリック)を指す友達がブログ記事を開いたとき、それが1つの「イベント」
2エンゲージメントユーザーがどれだけ積極的にサイトに関わっているか記事を複数読んだり、コメントを残すなど、積極的な行動
3エンゲージメント率積極的に関わったユーザーの割合10人中7人がしっかり読んでくれたなら、エンゲージメント率は70%
4セッションユーザーがサイトに訪れてから離れるまでの活動ホームページ、記事、プロフィールを見て離れたら1つのセッション
5コンバージョンサイト内で重要な行動をとること「購入」ボタンをクリックして商品を購入するなど
6リテンションユーザーが繰り返しサイトに訪れること3か月前に訪れた人が再訪問する
7トラフィックサイトに来るユーザーの数や流れ「夏特集」を公開して訪問者が増える
8ユーザーサイトを訪れた人友達が複数回訪れても同じユーザーとカウント
9セグメント特定条件でユーザーをグループ分けする方法「10代」「スマホ利用者」などのグループ分け
10リアルタイムデータ今まさにサイトを見ている人の情報を表示するデータ新しい記事を公開し、現在10人が閲覧中と表示される
11直帰率最初のページだけを見て他のページに行かずに離れた割合訪問者10人中8人が1ページだけ見て離れた場合、直帰率は80%
12オーディエンス訪問者の年齢や地域などの属性ブログに10代が多く来ている
13目標ユーザーに達成してほしい行動(例:一定数のページ閲覧)5ページ以上見るという目標設定
14アクティブユーザー一定期間内にアクションを取ったユーザー今月のアクティブユーザーが100人
15流入経路(トラフィックソース)ユーザーがどこから来たか(例:検索エンジン、SNS)Google検索から来た訪問者
16ファネル特定行動に至るまでのステップの流れ「商品を見る→カートに入れる→購入」で多くの人がカートに入れるで止まっている
17セグメンテーション年齢や興味などでユーザーを分ける方法10代と30代を分けて分析
18ビューページが表示された回数特定の記事が100回見られた場合、そのビュー数は100
19LTV(ライフタイムバリュー)ユーザーが生涯に貢献する価値定期的に購入するリピーターの価値が高い
20インプレッションページや広告が表示された回数広告が500回表示されたらインプレッション数は500
21セグメントオーバーラップ複数グループの重なりを分析「スマホユーザー」と「20代ユーザー」の重なりを確認
22パス解析ユーザーがページをどの順で移動したかを見る分析「ホームページ→ブログ記事→お問い合わせ」の行動流れ
23ユーザー属性ユーザーの年齢や地域などの基本情報10代や20代がブログの主な訪問者
24アクイジションサイトにユーザーを呼び込むための方法や経路SNSから多くの人が来ている
25リファラーユーザーがどのサイトやリンクから来たか他のブログから来たユーザー
26ユーザーサイクル初訪から再訪までのサイクル初回訪問者とリピーターを比較
27離脱率特定ページを見た後にサイトを離れる割合お問い合わせページで多くの人が離脱
28ビュータイム(表示時間)ユーザーがページを開いていた時間記事が平均5分見られている
29平均エンゲージメント時間サイト全体での平均アクティブ時間訪問者が平均して3分間サイトに関わっている
30インサイトGA4が自動で気づきを提供する機能特定記事の訪問者が急増したことを通知

1.イベント

  • 意味:「イベント」は、ユーザーがウェブサイトやアプリで行う特定の行動を指します。たとえば、「ページを開く」「ボタンをクリックする」「動画を見る」などがイベントです。
  • 例:友達があなたのブログに訪れ、「新しい記事を読む」ためにページを開いたとき、それが1つの「イベント」として記録されます。

2.エンゲージメント

  • 意味:「エンゲージメント」は、ユーザーがウェブサイトやアプリでどれだけ積極的に関わっているかを示します。つまり、単にページを見るだけでなく、どれだけしっかりと内容を見たり、クリックして情報を探したりしているかを表します。
  • 例:エンゲージメントが高いユーザーは、ただブログのトップページを見るだけでなく、記事を何ページも読んだり、コメントを残したりする人です。

3.エンゲージメント率

  • 意味:ウェブサイトに来たユーザーのうち、積極的に関わった人の割合を示します。エンゲージメント率が高いと、たくさんの人がしっかりと内容を見てくれていることになります。
  • 例:10人がウェブサイトを訪れ、7人がしっかりと記事を読んでくれたなら、エンゲージメント率は70%になります。

4.セッション

  • 意味:あるユーザーがサイトに訪れてから離れるまでの活動のまとまりを「セッション」と呼びます。1つのセッションには複数のイベント(ページを見る、クリックするなど)が含まれます。
  • 例:あなたのブログを見に来た人が、「最新記事」「プロフィール」「連絡先」の3ページを見てから離れたとすると、これが1つの「セッション」です。

5.コンバージョン

  • 意味:サイトの中で、運営者が「してほしい」と思っている行動(例:購入、会員登録、問い合わせ)をユーザーが実行することです。
  • 例:あなたのウェブサイトで、ユーザーが「商品を買う」ボタンをクリックして実際に購入した場合、それが「コンバージョン」です。

6.リテンション

  • 意味:ユーザーが繰り返しサイトを訪れるかどうかを示す言葉で、リテンションが高いと多くの人が何度も来てくれるという意味です。
  • 例:たとえば、3か月前にブログを見に来た人が、また今回も来てくれた場合、それが「リテンション」につながります。

7.トラフィック

  • 意味:トラフィックは、サイトに来るユーザーの数や流れを表します。多ければ多いほど、たくさんの人が訪れているということです。
  • 例:もし「夏の特集」をブログで公開したら、たくさんの人がその記事を見に来てくれたとき、それが「トラフィックが増えた」という状況です。

8.ユーザー

  • 意味:サイトを訪れた人を「ユーザー」と呼びます。GA4では、同じ人が何度も訪れても1人のユーザーとして認識するため、ユニークな人数として計測されます。
  • 例:友達が1日おきにあなたのブログを訪れても、同じユーザーとしてカウントされます。

9.セグメント

  • 意味:ユーザーを特定の条件でグループ分けすることです。たとえば、特定のページに来た人や、スマートフォンでアクセスした人など、いろいろな条件で分けて分析できます。
  • 例:もしブログの「夏特集」に来た人だけを見たいなら、そのグループを「セグメント」として分けて分析することで、特集記事がどれだけ人気かが分かります。

10.リアルタイムデータ

  • 意味:今まさにサイトを見ている人の状況をリアルタイムで表示するデータです。どのページが人気なのか、どの地域からアクセスが多いのかがすぐにわかります。
  • 例:あなたのブログで新しい記事を公開した直後に、リアルタイムで「今10人が見ています」と表示されるのが、リアルタイムデータです。

11.直帰率

  • 意味:サイトに訪れたユーザーが、最初のページだけを見て他のページに移動せずに離れた割合です。
  • 例:もし10人がブログを訪れ、8人が最初のページだけを見て去った場合、直帰率は80%となります。

12.オーディエンス

  • 意味:サイトに訪れるユーザーの属性(年齢、地域、関心など)を表すグループで、どんな人が多く訪れているかを知ることができます。
  • 例:もしブログに10代のユーザーが多いなら、それが「10代のオーディエンス」として分かります。

13.目標

  • 意味:ユーザーにしてもらいたい行動(例:ページを一定数見る、登録する)をGA4で「目標」として設定し、どれだけ達成されたかを測定します。
  • 例:あなたのブログで「5ページ以上見る」という目標を設定すると、これを達成したユーザーの数がわかります。

14.アクティブユーザー

  • 意味:一定の期間内にサイトを訪れてアクションをしたユーザーです。アクティブユーザーが多いほど、サイトが頻繁に利用されています。
  • 例:今月のアクティブユーザーが100人なら、100人がブログに来て何らかの行動をとっていることを意味します。

15.流入経路(トラフィックソース)

  • 意味:ユーザーがどこからサイトに来たのか(例:検索エンジン、SNS、広告など)の情報です。どの経路からのアクセスが多いかがわかります。
  • 例:もし多くのユーザーがGoogleからブログに来ているなら、それが「検索エンジンからの流入」として表示されます。

16.ファネル

  • 意味:ユーザーが特定の行動をするまでのステップを順に見ていく流れを示す分析方法です。どの段階でユーザーが離脱しているかを知ることができます。
  • 例:「商品を見る→カートに入れる→購入」の流れで、多くの人が「カートに入れる」で止まってしまうと分かれば、その部分を改善するヒントになります。

17.セグメンテーション

  • 意味:ユーザーを年齢や興味などの条件でグループ分けし、各グループごとに行動を分析することです。
  • 例:ブログの読者を「10代」と「30代」で分けて、どちらが多くのページを見ているかを調べることができます。

18.ビュー

  • 意味:ページビューのことを指し、ユーザーがウェブページやアプリの画面を開いた数を表します。ページがどれだけ見られているかを把握する指標です。
  • 例:あなたのブログの特定の記事が100回見られた場合、その記事のビュー数は100です。

19.LTV(ライフタイムバリュー)

  • 意味:特定のユーザーが一生涯にわたってサイトやサービスに貢献する価値を指します。どれだけの利益をもたらしてくれるかを知る指標です。
  • 例:定期的に商品を購入してくれるリピーターがいれば、その人のLTVは高いといえます。

20.インプレッション

  • 意味:ページや広告がユーザーの画面に表示された回数を指します。実際にクリックされたかどうかは関係なく、表示された回数を測ります。
  • 例:あなたが広告を出して、その広告が500回ユーザーの画面に表示された場合、インプレッション数は500です。

21.セグメントオーバーラップ

  • 意味:複数のユーザーグループがどれくらい重なっているかを示す分析です。異なるグループが同じ行動をしているかを確認するのに役立ちます。
  • 例:ブログの訪問者を「スマホユーザー」と「20代ユーザー」に分け、両方のグループがどれくらい重なっているかを調べられます。

22.パス解析

  • 意味:ユーザーがサイト内でどんな順序でページを移動したかを調べる分析方法です。どのページが多く訪問されているかや、ユーザーの行動パターンがわかります。
  • 例:ユーザーが「ホームページ→ブログ記事→お問い合わせ」の順でページを見ているなら、その行動の流れがパス解析で確認できます。

23.ユーザー属性

  • 意味:年齢や性別、地域など、ユーザーの基本情報です。どんな人が多くサイトに来ているかを把握するために役立ちます。
  • 例:あなたのブログに10代や20代が多く訪れているとわかれば、ターゲットに合った内容を強化する参考になります。

24.アクイジション

  • 意味:サイトにユーザーを呼び込むための活動や経路のことです。どの方法で多くの人がサイトに来ているかを分析します。
  • 例:SNSから多くの人が来ているなら、「SNSでのアクイジションが強い」と言えます。

25.リファラー

  • 意味:サイトに訪れるユーザーが、どのサイトやリンクから来たかを示します。
  • 例:もしあなたのブログの訪問者が他のブログリンクから来ていた場合、そのブログが「リファラー」です。

26.ユーザーサイクル

  • 意味:ユーザーが初めてサイトに来てから再訪するまでのサイクルです。新規ユーザーとリピーターを分けて分析できます。
  • 例:初めてブログに来た人と、2回目、3回目に来ている人を比較することで、リピーターが多いかがわかります。

27.離脱率

  • 意味:ユーザーが特定のページを見た後にサイトから離れた割合です。どのページが離脱されやすいかを知ることで改善につなげられます。
  • 例:ブログの「お問い合わせページ」で多くの人が離脱しているなら、そのページに問題があるかもしれません。

28.ビュータイム(表示時間)

  • 意味:ユーザーがページを開いてから閉じるまでの時間です。長いほど、ユーザーがそのページの内容をじっくり見ていることがわかります。
  • 例:あなたのブログの記事が5分間見られているなら、読者が内容をしっかり読んでいると判断できます。

29.平均エンゲージメント時間

  • 意味:ユーザーがサイト全体でどれだけアクティブに関わっていたかの平均時間を示します。
  • 例:訪問者が平均して3分間サイト内で行動しているなら、その3分が「平均エンゲージメント時間」です。

30.インサイト

  • 意味:GA4が自動で生成するデータの気づきやヒントのことです。重要なデータの変化や異常値を知らせてくれます。
  • 例:もし特定の記事の訪問者が急に増えた場合、「インサイト」でそのことが通知されます。
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