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5.ページの読み込み速度を向上させる方法

ページの読み込み速度とは、ユーザーがウェブページを開いたときに、そのページが完全に表示されるまでにかかる時間のことです。読み込みが遅いと、ユーザーは待ち時間にストレスを感じ、ページを閉じてしまう恐れがあります。

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隈本稔

とくに、地方の中小企業では集客の機会を逃さないために、ページの読み込み速度を速くすることが重要です。

ページの読み込み速度を速くするメリット

ページの読み込み速度を改善すると、次のようなメリットがあります。

1.ユーザー体験の向上

ページが速く表示されると、ユーザーは快適に情報を得ることができ、サイトへの印象が良くなります。これにより、長く滞在してもらいやすくなり、他のページも見てもらえる可能性が高まります。

2.検索エンジンでの評価向上

検索エンジンは、ページの読み込み速度を評価の基準にしています。速度が速いほど、検索結果で上位に表示される可能性が高くなります。そのため、速度改善はSEO(検索エンジン最適化)においても重要な要素です。

ページの読み込み速度を改善する具体的な方法

次に、ページの読み込み速度を改善するための具体的な方法を紹介します。

  1. 画像の圧縮
  2. 不要なプラグインを削除
  3. キャッシュ機能を活用
  4. 画像や動画の遅延読み込みを設定
  5. サーバーのパフォーマンスを向上させる

1.画像の圧縮

画像はページの読み込みを遅くする原因の一つです。高解像度の画像はファイルサイズが大きくなり、表示に時間がかかります。

これを防ぐために、画像を圧縮してファイルサイズを小さくすることが有効です。たとえば、無料の画像圧縮ツールを使うと、簡単に画像を軽量化できます。

2.不要なプラグインを削除

サイトに多くのプラグインがあると、読み込み速度が遅くなる原因になります。

とくに、使っていないプラグインが残っている場合、それらを削除することで速度が改善されることがあります。必要最低限のプラグインだけを使い、サイトの負荷を軽減しましょう。

3.キャッシュ機能を活用

キャッシュとは、一度表示したページのデータを一時的に保存しておく仕組みです。キャッシュ機能を使うと、同じページを再度訪れたときに、以前のデータを使って速く表示できます。

多くのウェブサイト構築プラットフォームには、キャッシュ機能が用意されていますので、これを利用すると効果的です。

4.画像や動画の遅延読み込みを設定

遅延読み込み(レイジーロード)とは、画面に表示される部分だけを最初に読み込む方法です。

スクロールして初めて表示される部分は、後から読み込まれるため、ページ全体の読み込み速度が速くなります。この設定は、とくに画像や動画が多いページに効果的です。

5.サーバーのパフォーマンスを向上させる

サーバーの性能が低いと、ページの読み込み速度にも影響します。現在のサーバーが十分に対応できていない場合、より高速なサーバーに切り替えると速度が改善されることがあります。

また、利用しているサーバーの設定を見直し、速度に影響を与える部分がないか確認してみましょう。

読み込み速度を確認する方法

ページの読み込み速度を改善する際には、現在の速度を確認することが重要です。以下のツールを使うと、無料で簡単に速度をチェックできます。

1.GooglePageSpeedInsights

GooglePageSpeedInsightsは、ページの読み込み速度を分析し、改善点を具体的に教えてくれるツールです。デスクトップとモバイルの両方でスコアを表示してくれるため、どの部分が遅くなっているかを把握しやすくなります。

2.GTmetrix

GTmetrixは、詳細なレポートと共にページの速度を確認できるツールです。画像の圧縮やキャッシュ設定、遅延読み込みの効果を確認するのに便利です。

改善すべきポイントが明確に表示されるので、どの部分を優先して改善すればよいかがわかります。

継続的な改善が大切

ページの読み込み速度は、一度改善して終わりではありません。サイトの内容やデザインが変わるたびに、速度が影響を受けることがあるため、定期的に確認し、必要に応じて改善を続けることが重要です。

まとめ

ページの読み込み速度を向上させることで、ユーザー体験が向上し、検索エンジンでの評価も高まります。上記の方法を参考にして、サイトの速度改善に取り組みましょう。継続的に最適化を行い、より快適なウェブサイトを提供することで、集客効果を高めてください。

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