求人への応募を増やしたい

7.オンラインとオフラインでの求人告知の方法

求人票を作成したら、次は求人告知の方法を考える必要があります。求人告知にはオンラインとオフラインの手段があります。これらを組み合わせることで異なる層の求職者にリーチでき、より多くの応募者を確保できる可能性が広がります。

https://kumacre.co.jp/saiyo-support/wp-content/uploads/2024/10/minoru80.jpg
隈本稔

ここでは、オンラインとオフラインでの求人告知方法と、それぞれの利点について解説します。

オンラインでの求人告知

オンライン求人は、インターネットを活用して広く情報を拡散する告知方法です。多くの人に短時間で届きやすく、とくに若年層の求職者にアピールしやすいのが特徴です。

また、地域を越えて求職者を集めることも可能で、遠隔地からのリモートワーク希望者にもリーチできる点が大きな利点です。具体的には、以下のような手法があります。

  1. 求人サイトを利用する
  2. 自社のウェブサイトで告知する
  3. ソーシャルメディアを活用する
  4. 地元のオンラインコミュニティで告知する

1. 求人サイトを利用する

求人サイトは、求職者が日常的に利用するポータルであり、多くの人に見てもらえる場です。主要な求人サイトに登録して求人票を掲載することで、多くの求職者にアプローチできます。

とくに、地域密着型の求人サイトを利用することで、地元の求職者に特化した告知が可能です。また、職種や業界に特化した求人サイトを活用すると、特定のスキルを持つ人材にリーチできます。

2. 自社のウェブサイトで告知する

自社のウェブサイトにも求人ページを設けて、求人情報を掲載しましょう。自社のウェブサイトは、企業の詳細な情報も合わせて提供できるため、興味を持った求職者が企業文化や事業内容を理解しやすくなります。

また、求人専用のランディングページを作成することで、求職者が必要な情報を見つけやすく、応募しやすい環境を整えることができます。加えて、SEO対策を行うことで、検索エンジンからの流入も期待できます。

3. ソーシャルメディアを活用する

Facebook、X、LinkedInなどのソーシャルメディアも、求人告知の有力な手段です。SNSを活用することで、企業のフォロワーやそのネットワークに求人情報を届けやすくなります。とくに、リツイートやシェアがされると、求人情報がさらに多くの人に拡散される効果が期待できます。

SNSキャンペーンを展開したり、企業の活動を紹介することで、企業文化に共感した求職者を引き寄せることも可能です。

4. 地元のオンラインコミュニティで告知する

地域のオンラインフォーラムや、地元の情報サイトに求人情報を掲載することも効果的です。地元密着の求職者に情報が届きやすく、地域に根差した企業の魅力を伝えることができます。

また、自治体や地域の商工会議所が運営する求人サイトを活用することで、地元のネットワークにリーチしやすくなります。

オンラインの口コミ効果を活用することも、地元ならではのメリットです。

オフラインでの求人告知

オンライン告知と組み合わせて、オフラインでの求人告知も行うことで、より幅広い層の求職者にアプローチすることが可能です。とくに、インターネットに慣れていない層や地域の人々に効果的です。

オフラインでの告知は、企業の存在感を地域社会に示し、地域密着型の企業としてのイメージを高める役割も果たします。具体的には、以下のような手法があります。

  1. ハローワークなどの職業紹介所を活用する
  2. 地元の新聞やフリーペーパーに掲載する
  3. チラシやポスターを作成して掲示する
  4. 地域のイベントや交流会で告知する

1. ハローワークなどの職業紹介所を活用する

ハローワークや地域の職業紹介所で求人情報を公開することで、求職者にアプローチしやすくなります。これらの機関は、地元の人材に向けた求人情報の公開に力を入れており、とくに地元で働きたいと考えている求職者に効果的です。

ハローワークの窓口で求職者から直接問い合わせもあるため、積極的に活用しましょう。

2. 地元の新聞やフリーペーパーに掲載する

地元の新聞やフリーペーパーに求人情報を掲載することで、地域の住民に広く情報を届けることができます。新聞やフリーペーパーはとくに中高年層にリーチしやすく、オフラインでの求人告知手段として有効です。

紙媒体に掲載することで、地域の人々に視覚的に訴えかける効果もあり、通勤時や生活圏内で自然と目に留まることが期待できます。

3. チラシやポスターを作成して掲示する

地域住民の目にふれるポイントにチラシやポスターを掲示することで、住民への認知度を高められます。これにより、地元のコミュニティとの結びつきを強めつつ、求職者に直接アプローチできます。

とくに、周辺住民に求人情報を知らせる手段として効果的です。以下のようなさまざまな選択肢があるでしょう、

  • 地域の掲示板
  • 商店街
  • 公共施設
  • 地域イベント

4. 地域のイベントや交流会で告知する

地元のイベントや交流会で求人情報を直接告知する方法もあります。イベント会場でパンフレットを配布したり、出展ブースを設けたりすることで、地元住民に企業の存在をアピールでき、興味を持った求職者と直接話す機会が得られます。

こうしたイベントでの交流は、求職者の企業への親近感を高める効果もあり、採用活動にも好影響をもたらします。

オンラインとオフラインの組み合わせ

オンラインとオフラインの両方の方法を組み合わせることで、幅広い求職者にアプローチすることが可能です。とくに、オンラインで求人を拡散しつつ、オフラインで地元の人々に直接訴求することで、地域に根付いた企業としての認知度も高まります。

たとえば、以下のような方法があります。

  • オンライン求人ページにQRコードを作成し、チラシやポスターに印刷
  • オフラインイベントで企業ウェブサイトやSNSアカウントを紹介
  • オンライン広告で広域に拡散し、オフラインで地元求職者への直接訴求を強化

まとめ

オンラインとオフラインの求人告知方法にはそれぞれの強みがあります。オンライン告知は幅広く情報を拡散しやすく、オフライン告知は地域のコミュニティに深く浸透しやすいです。

両方の手段をうまく活用することで、理想の人材にアプローチしやすくなり、地元で働きたいと考える求職者に企業の魅力を伝えられるでしょう。

TOP